ルール110は、セルオートマトンの一種で、ウルフラムが提唱したクラス4に属する非対称な遷移規則である。一見すると単純だが、内部には任意の計算を実行できるチューリング完全性があるとされる。2004年にはマシュー・クックによってその普遍性が正式に証明され、空間内を移動するグライダー(粒子)を情報として用い、衝突を論理ゲートのように扱うことで計算を構成できることが示された。局所的な規則から複雑な全体挙動が立ち上がる例としても重要である。