測定型量子計算(MBQC: Measurement-Based Quantum Computation)は、クラスター状態と呼ばれる強くエンタングルした量子状態を用意し、その各量子ビットを順次測定していくことで計算を進める。初期状態に量子操作を順次積み重ねていくゲート型の量子計算に対し、MBQCはもつれた量子ビットの集まりを測定によって破壊しながら計算する。測定はエンタングルメントを不可逆に消費し、後戻りができないため、一方向量子計算とも呼ばれる。<br />
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ジョセフ・アルバースは《Structural Constellations》(1948–66)で、視覚世界の曖昧さと空間認識の多義性を探究した。直線だけで構成された平面図形でありながら、複数の視点が同時に混在する。見る者がそれを立体として読もうとすると、同じ線が手前に突出しているようにも、奥へ後退しているようにも見える。アルバースは特定の線を選択的に強調し、他を消去した。その操作が、一つの図形から複数の面と立体と運動を同時に立ち上げる。<br />
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量子測定の破壊的な不確定性を、アルバース図形の生成的な不確定性と接続する。無数の星座が潜在する1次元のリニアな量子クラスターと、南インドの床絵コラムの作図規則にもとづく2次元格子クラスターを測定して崩壊させ、その結果から直線のみで構成された多義的な図形詩を構築する。計算には、オープンソースの量子クラウドソフトウェア OQTOPUS を通じて、大阪大学QIQBの超伝導量子コンピュータ実機を使用した。<br />
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協力:大阪大学 量子情報・量子生命研究センター(QIQB)根耒 誠・宮永崇史<br />
ファブラボ神田錦町 井上恵介
