「Hatch/et」は、作品下部に取り付けられたコンピューターが、設定されたパスコードをランダムにアタックし続け、解読できた瞬間に斧で自身を破壊する作品。それぞれのオブジェクト毎に違った桁数のパスコードが設定され、それによって難易度が異なる。あるものは平均1分以内に解かれ、あるものは平均15万年もの時間を要する。代替可能な存在として量産されたコンピューターが、唯一無二のコードと出会った瞬間に代替不可能な存在(個性的な破壊物)に昇格する。個性の獲得と消滅が、同じ一点で重なる作品だ。