ライブ・コーディングは、プログラムを実行しながらその場で書き換えていく実践を指す。ここで重要なのは、コードが完成した後に固定された成果物として扱われるのではなく、実行と改変が同時進行し、破壊やエラーさえも作品の一部として組み込まれる点である。

ライブ・コーディングは、再帰的システムや情報的・生成的破壊とも結びつけて論じられる。エラーを単に排除するのではなく、エラーによってコード自身が変容し続ける状態が重視される。また、観客の介入によって構造が変化するライブ・コーディング・システムや、改変がそのまま演奏や生成になるライブ・パフォーマンス/インスタレーションの例もある。したがって、ライブ・コーディングは、プログラミングを制作行為であると同時に上演行為として捉える実践だといえる。