ルドロジーは、1990年代以降にゴンザロ・フラスカが提唱し、デジタルゲーム研究の理論的基盤を築いた概念である。提供された文脈では、ホイジンガやカイヨワを起源としつつも、ゲームをフィクション一般に還元せず、ゲーム独自の属性を重視する立場として説明されている。つまり、ルドロジーは「ゲームとは何か」を、物語や表象よりも、ルール、手続き、プレイの構造から捉えようとする視点として位置づけられる。
関連する議論として、イアン・ボゴストのprocedural rhetoricは「ルール/プロセスが意味を語る」という考え方であり、ゲームの手続きそのものが説得や主張を形成しうるとする。一方、シュライナーのludic mutationは、プレイヤーが改造や異なる使用法、解釈によってゲームの意味を変化させうることを強調する。これらは、ゲームの既定の手続きをそのまま受け入れるのではなく、内部から批評的にずらす実践とも結びつく。したがって、ルドロジーはゲームの固有性を理論化する枠組みであると同時に、mod、spray、オンライン介入、戦闘拒否のような実践を理解するための基盤にもなる。